“再生”をテーマとして作品制作をおこなうYuta Ikeharaさん。
日本国内だけでなく、フィリピンや台湾、シンガポールのアートフェアに出展されるなど世界的に活躍されています。
今回は、作品制作や普段の生活についてお聞きしました。
作品について

水彩画や写真、テクスチャのコラージュにこだわる理由は?

元々は版画から着想を得て作品を制作していました。
デジタルで作品を制作すれば、もっと異素材で表現できると思い、コラージュという手法を試し始めました。

Ikeharaさんにとってコラージュはどんな作業?

幼い頃に好きだった”ブロック遊び”のような感覚。
デザイン的な観点で、一度崩したものを構成しなおしています。
その作業は、今回展示した映像作品の動きと近いです。

どのような時にインスピレーションがわきますか?

動物や風景を見て、それをPC上でコラージュしているとき。
モチーフをいちから描く制作方法ではないので、組み立てる作業をすることでインスピレーションがわきます。

どのようにして作品を制作していますか?

配色については、美術館で日本画などの作品を鑑賞して参考にしています。
また、モチーフを見て感じた陰影や質感や光の印象を大事にして、作品に反映しています。
作品制作時は、自分で写真撮影したものを一旦崩して組み立てています。
撮影した「モチーフ」そのものを作品に組み込むのではなく、その陰影や質感、光の印象を作品に取り入れています。
私生活について

作品の制作時間以外は何をしていますか?

作品制作とは別に、デザイン作業や最新機器を触ったりする「デジタルキッズ」。
インターネットで作品に使用する素材を集めたり、趣味のカメラで写真撮影しています。

今後の展望を教えてください!

今までは、国内での展示の他に、台湾、香港、フィリピンでの出展が多かったです。
今後も、国内だけでなく海外に向けて展開していく予定です。